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薬剤師に求められる知識
薬剤師の方は、「薬剤師に求められる知識」についてどう考えているのでしょうか?日本薬剤師会が平成23年に行ったアンケート調査の結果を紹介します。
薬学的知識以外に薬剤師に求められる知識・素養は何だと考えますか?
出展:日本薬剤師会「薬剤師の将来ビジョンに関する薬局薬剤師向けアンケート調査」
調査期間:平成23年11月~ 12月
調査対象:2,224薬局
調査薬剤師:805人(男性500人、女性305人)
- 臨床医学知識が1位で66.3%
- 2位は健康管理や疾病予防に関する知識で55.3%
- 3位は信頼感・安心感47.5%
臨床医学知識で知識の専門が必要と考えている
薬剤師は調剤のみを業務としていた時代は終わり、患者さんの知識も上がっていることが考えられます。より専門特化した深い知識がなければ、本来の意味でも服薬指導、健康相談ができないと考えているのではないでしょうか。
また、在宅医療の進展、病院薬剤師の病棟業務等の業務求められる知識を増やして、対応できるようにしたいという意図も見えます。
健康管理や疾病予防に関する知識は、よりセルフメディケーションを促進
処方箋の増加というのが薬剤師にとっての大きな収入源ですが、処方箋枚数がこれ以上伸びないと考えている薬剤師も多いようです。収入増のために健康相談やOTC販売の促進が必要になるため、知識として健康管理や予防に関する知識を得たいと考えている薬剤師の方が多いようです。