OTC薬販売の課題
薬剤師の方は、「OTC薬販売の課題」についてどう考えているのでしょうか?日本薬剤師会が平成23年に行ったアンケート調査の結果を紹介します。
あなたの薬局でOTC薬を販売していく上で、問題となる要素は何ですか?
出展:日本薬剤師会「薬剤師の将来ビジョンに関する薬局薬剤師向けアンケート調査」
調査期間:平成23年11月~ 12月
調査対象:2,224薬局
調査薬剤師:805人(男性500人、女性305人)
- 不動在庫、期限切れの増加が1位で64%
- 近辺の競合店の価格競争が2位で49.2%
- 時間・労力と利益率との兼ね合いが3位で41.9%
ドラッグストアの悩みがそのまま調剤薬局に
在庫の問題や競合店の価格競争というのは、ドラッグストアやスーパーの悩みと同じ課題にぶつかるようです。
OTC薬に関する知識不足や仕入・配送のノウハウが不足していることから、ドラッグストアの販売力に勝てずに期限切れになってしまうという裏側の事情もあるのではないでしょうか。
その結果として、労力をかけても人件費以上に売れない状況が出てきてしまい、見合う利益が得られない状況が起きているものと思われます。
まだまだ、調剤薬局のOTC販売には課題が多いようです。