調剤収入を増やしたい理由
薬剤師の方は、「調剤収入を増やしたい理由」についてどう考えているのでしょうか?日本薬剤師会が平成23年に行ったアンケート調査の結果を紹介します。
「調剤収入の割合を高めていきたい」とご回答の方は、その理由をお聞かせください。
出展:日本薬剤師会「薬剤師の将来ビジョンに関する薬局薬剤師向けアンケート調査」
調査期間:平成23年11月~ 12月
調査対象:2,224薬局
調査薬剤師:805人(男性500人、女性305人)
- 処方箋枚数が伸ばせるからが1位で46.3%
- 調剤を主体にすることでドラッグストアとの差別化が42.6%
- そのほか、経験がない、人材がない、スペースがないという理由が多い
処方箋枚数がまだ伸ばせるため、調剤収入以外は必要なし
調剤収入の割合を高めたい方は、処方箋枚数がまだ伸ばせる可能性が高いと判断している調剤薬局が多いようです。
また、OTC医薬品の販売をはじめても、ドラッグストアとの差別化ができなくなるという意見も多く、OTC医薬品が多いことがマイナスになると考えている方も多いようです。
やったことがないから・・・やらないという意見
調剤以外の業務経験がないから、これまでも調剤中心できたから、販売スペースがないから、調剤以外の業務に薬剤師が対応できないから、というOTC販売のノウハウがないからやらないという声も多いようです。
薬剤師の方にとっては、逆に「OTC販売のノウハウ」があることが好条件で転職できる可能性が高まるともいえるでしょう。ドラッグストア経験があって、調剤経験がない方にとってはチャンスです。