退職意思を伝えるときの注意点
転職活動を始めて、転職先が決まったら退職の意思表示をしなければなりません。ここでは退職意思を伝えるときの注意点について解説します。
退職意思を伝えるときは「どうすることもできない」理由が良い
あくまでも、円満退社を目指すのであれば、会社側がどうすることもできない退職理由を伝えなければなりません。
- 結婚するから
- 親の介護をしなければならないから
- 地元に帰るから
- 実家の後を継ぐから
- ・・・
などです。なぜ、こういう理由にしなければならないのでしょうか。
それは、薬剤師は特に人材の売り手市場のため、会社側が譲歩可能な退職理由にしてしまうと、強い引き留めにあってしまうのです。
例えば
年収が低いので、年収を上げるために転職します。
→今の給与を見直すよ
休日が取れないので、休日の多い会社に転職します。
→有給を増やすようにするよ
上司とそりがあわないのでやめます。
→別の部署、チームに配置転換するよ
となってしまうのです。もちろん、基本的にはその会社に満足していて、この条件が緩和されるのであれば残ってもいいと考えている薬剤師の方であれば、これでも問題ないのですが、多くの場合はその場しのぎになってしまって、結局半年後に退職してしまうなどただ時間を浪費してしまう結果になりがちなのです。
本音で話した方が自分の気持ちがすっきりする
という方もいるとは思いますが、基本的には建前で押し切る方がトラブルなく、すみやかに退職することができるでしょう。