薬剤師転職の成功する履歴書
薬剤師転職で、重要なポイントのひとつが履歴書になります。もちろん、面接も重要ですが履歴書一つで印象や書類選考も変わってくるものなのです。
成功する履歴書作成のコツ
1.自分の強み、セールスポイントを明確に入れ込む
人事担当者や企業や薬局の採用担当者は、「この人はどれだけ会社の利益に貢献できるのか?」という視点で選考をします。
コツは、「どういったセールスポイントであれば、応募した会社や薬局の利益に貢献できるイメージを採用担当者に与えられるか?」なのです。たまに、自分が思っているセールスポイントを書くほうがいいという声もありますが、そんなことはありません。薬剤師であれ、サラリーマンであれ、会社の利益に貢献しなければ給料も上がらないのです。
例えば、「調剤薬局」で重視されるポイントはなんでしょうか?何があれば薬局の利益が上がるのでしょうか?」これは薬局ごとに違ってきます。
- 調剤薬局が複数ある病院で集客のためにも顧客満足度を高めなければならない薬局であれば
→「誰にでも好かれる性格で、患者さんにもすぐに名前を覚えられるほどすぐに打ち解けられます。」
→「いつも、薬局に来た方に「ありがとう」と何回言ってもらえるかを意識していました。」
- 勤務時間が不規則になりやすく、人がいつきにくい調剤薬局であれば
→「陸上部に所属していた時から、前向きに取り組む正確で、不規則・長時間の仕事でもこなせる自信があります。」
- 売上を上げたいドラッグストアであれば
→「前職では、ドラッグストアで陳列の改善などを自主的に提案し、売上20%増を実現しました。」
なんて、回答を書けば本当に想定していた課題のある薬局であれば採用される可能性は格段にあがるはずです。これは履歴書でも面接でもどうようです。どんな課題になやんでいるか、想像がつかない場合は、単刀直入にキャリアコンサルタントに聞いてみましょう。また、面接時に直接聞いてみるのもOKです。その面接自体はNGになっても、次に似たような状況の調剤薬局にあたれば、同じことで悩んでいる可能性が高いからです。
2.数字で箇条書き
自己アピール、応募理由の欄の使い方が下手な方が多くいます。数字で箇条書きというのはこの自己アピール、応募理由を簡潔にかくためのコツといっていいでしょう。よくある失敗は、規定の履歴書には自己アピール、応募理由や応募動機などの欄は比較的小さく作られています。そこにめいいっぱいアピールしようとして、小さな文字を長文で書き連ねてしまう方がいます。これは失敗で、何が言いたいのか、全く伝わらないのです。
応募理由だけではありませんが、ポイントは箇条書きで数字を混ぜて具体的に書く事です。
例えば
「2,000種類の医薬品を扱う薬局で5年勤務」
「自主提案のネットを活用しお客様の待ち時間を50%削減」
「ドラッグストアで新しい業態へのチャレンジをしている御社で研究開発をしたい」
というような形です。基本的には3つというのが一番情報が入って着やすい箇条書きの数と言われています。具体的に、簡潔に、3つを基本に書いてみてはいかがでしょうか。
3.履歴書の写真は清潔で笑顔
履歴書の写真も重要なファクターです。あきらかに同じ能力であれば、容姿がいい方が採用されますし、清潔感がある方、笑顔な方は、好印象を与えることができるでしょう。
実は、上記だけが重要なのです。このような書き方は誤解を与える可能性もありますが、それぐらいに上の3つの項目が実現できているか、どうかで転職成功の確率が格段に変わってくるのです。