精神科専門薬剤師
精神科専門薬剤師とはどんな資格でしょうか?ここでは、精神科専門薬剤師について解説します。
精神科専門薬剤師とは
精神科専門薬剤師とは、日本病院薬剤師会が認定する専門薬剤師の資格。精神科薬物療法に関しての高度な知識や技術、実践能力などを備えて、精神疾患患者の治療と社会復帰に関するスペシャリスト。精神疾患にかかわる薬物療法を適切に遂行することを目的としている。
精神科専門薬剤師になる基準
- 日本国の薬剤師免許を有し、薬剤師として優れた見識を備えていること。
- 薬剤師としての実務経験を5年以上有し、日本病院薬剤師会あるいは日本薬剤師会の会員であり、かつ、別に定める学会のいずれかの会員であること。
- 日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師、日本医療薬学会認定薬剤師、薬剤師認定制度認証機構により認証された生涯研修認定制度による認定薬剤師、あるいは日本臨床薬理学会認定薬剤師であること。
- 申請時において、精神科を標榜する病院または診療所もしくは精神科の処方せんを応需している保険薬局に勤務し、精神科薬物療法に引き続いて5年以上直接従事していること(所属長の証明が必要)。
- 日本病院薬剤師会が認定する精神科領域の講習会、及び別に定める学会及び団体が主催する精神科領域の講習会などを所定の単位(40時間、20単位)以上履修していること。
- 精神疾患患者に対する指導実績が50症例以上(複数の精神疾患)を満たしていること。
- 病院長あるいは施設長等の推薦があること。
- 日本病院薬剤師会が行う精神科薬物療法認定薬剤師認定試験に合格していること。
精神科専門薬剤師になる方法
- 薬剤師としての実務経験を5年以上
- 精神科薬物療法に引き続いて5年以上直接従事していること
- 精神科領域の講習会などを所定の単位(40時間、20単位)以上履修していること
- 精神疾患患者に対する指導実績が50症例以上(複数の精神疾患)を満たしていること
- 病院長あるいは施設長等の推薦
- 申請する
- 精神科薬物療法認定薬剤師認定試験に合格する