抗菌化学療法認定薬剤師
抗菌化学療法認定薬剤師とはどんな資格でしょうか?ここでは、抗菌化学療法認定薬剤師について解説します。
抗菌化学療法認定薬剤師とは
抗菌化学療法認定薬剤師とは、2008年に日本化学療法学会が作った資格。抗菌化学療法という名前からもわかるように、感染症防止に関する抗菌薬の適正使用の推進をすることを目的としている。感染症の種類や病態に応じて、どの抗菌薬を選ぶべきなのかを医師にアドバイスするなど、抗菌薬のスペシャリストとしての活躍が期待できる。
この資格を持つことで、抗菌薬に関する薬剤管理指導・TDM(治療薬物モニタリング)・DI(医薬品情報)について医師への発言権を強めることも期待されている。
抗菌化学療法認定薬剤師になる基準
- 薬剤師免許を持ち、、薬剤師として優れた人格及び抗菌化学療法の見識を備えている
- 指定された研修施設で通算5年以上の研修を行っている
- 申請時において、日本化学療法学会の正会員である
- 医療機関において、薬剤管理指導・TDM(治療薬物モニタリング)・DI(医薬品情報)などの感染症患者治療(処方設計支援を含む)に自ら参加した25例以上の症例実績がある
- 抗菌薬適正使用生涯教育セミナー・研修プログラムで定められた単位数を取得している。
抗菌化学療法認定薬剤師になる方法
上記の基準をクリアし、下記の書類を日本化学療法学会に提出することにより、抗菌化学療法認定薬剤師に申請が可能になり、許可が出れば抗菌化学療法認定薬剤師に認定される
- 申請書
- 薬剤師免許の写し
- 規定の単位取得証明書
- 症例一覧※25症例
- 推薦状※施設長または日本化学療法学会評議員
- 抗菌化学療法に関わっていることの施設証明書
- 申請料振込み用紙の写し