病院薬剤師は薄給って本当?

質問

スキルアップができるから病院薬剤師への転職を考えていたのですが、同僚から薄給らしいよと言われたのですが、本当ですか?

回答

現時点では、薬局に比べると薄給の場合が多いと思われます。

実際に病院薬剤師が行う業務として下記のようなものが挙げられます。

  • 調剤(院内処方であれば、外来・入院調剤・注射薬調剤)、抗ガン剤やTPN等
  • 製剤(市販されていない薬品)
  • 院内のチーム医療活動(感染制御、栄養サポート、褥瘡、緩和ケア、クリニカルパスへの参画)
  • 医療安全の確保(処方監査、併用禁忌薬の使用チェックや広報。医療安全体制の整備)
  • 医療情報(採用薬や緊急安全性情報)の院内への周知徹底
  • オーダリングが行われていれば、マスター整備や更新
  • 入院中の患者薬剤管理指導
  • 薬品の発注購入と在庫管理

など

つまり、病院の収入である診療報酬に直接的に関連しにくい業務なのです。

これは一般企業ではプロフィット部門という直接会社の売上につながる営業と、コスト部門と呼ばれる人事や経理事務など間接部門の違いに似ています。通常一般社会でも営業と経理を比べてみると収入は営業の方が高いのです。

そのため、今現在は、病院の中では、医師、看護師の方が重要視されているのが実態でしょう。ただし、薬剤師の病棟業務進出が様々な学会でも提唱されているため、今後は病院薬剤師の重要度が高まってくるに連れて改善されていくものと思われます。