在宅介護で服薬指導

厚生労働省の「薬剤師の居宅療養に対する服薬支援の向上および効率化のための調査研究事業」によって、薬剤師の在宅訪問薬剤管理指導についての期待が明らかになった。今後の薬剤師転職の中での選択肢にもなり得る可能性がある。

調査によれば神奈川県の訪問介護の利用者の82.7%がなんらかの薬剤を利用しており、そのうちの10.7%は薬剤師の訪問指導が望ましいと担当ヘルパーが回答している。

さらに薬剤師への要望では、「薬について説明を受ける機会を作って欲しい」が58.5%、「医師から処方された薬を配達してほしい」が51.9%」と上位を占めた。

在宅介護の高齢者をヘルパーだけで、知識をまかなうのは非常に難しいのだろう。

在宅介護が必要な高齢者の多くは、薬を服用しており、かつ薬の利用方法を正確に把握しているわけではないことが示されていると言えるであろう。日本の高齢化を考えると、この傾向はさらに加速するものと思われ、薬剤師の活躍の場も、近い将来に調剤薬局で待つ形から、在宅の高齢者への服薬指導や薬剤のデリバリーをする時代になるのではないだろうか。薬剤師の働き方の選択肢が増える機会と言えるだろう。