病棟業務の診療報酬改定の今後

日本病院薬剤師会副会長の松原和夫氏が5月11日講演を行い、来年春の診療報酬改定に向けて、昨年春に導入された病棟業務の診療報酬加算の効果検証が必要と各病院にエビデンス構築を求めた。

これは、薬剤師の転職にとっても大きな意味を持っている。昨年導入された週20時間以上の処方提案などの薬剤師の業務が診療報酬に100点上乗せできる制度が、「実際にどういう効果をもたらしたか?」を厚生労働省にプレゼンテーションできなければ、この制度自体が廃止になり、病棟薬剤師の活躍の場が狭まってしまう。逆に良い結果をプレゼンできれば、さらに診療報酬の加算条件の上昇や条件の拡充などが行われることになる。

病院側にとってみても、診療報酬=収入であるため、今後の病院での薬剤師雇用に直結してしまうのだ。7、8月に行われる厚生労働省の調査に向けて、十分な効果検証を期待したいところである。

病棟業務での診療報酬の加算は、そのまま病院薬剤師の年収にも反映されてくるだろう。